シャンプー成分表示の見方を解説!

ハーブに囲まれたグリーンカラーのシャンプーボトル バスタイム

シャンプー選びで迷った経験はありませんか?
パッケージのデザインや香りだけで決めてしまいがちですが、実は成分表示を理解することで、より自分に合ったシャンプーを選ぶことができます。

シャンプーの成分表示には、配合量が多い順に記載されるというルールがあります。
この順番を見ることで「保湿重視」なのか「さっぱり洗浄タイプ」なのかをある程度判断することができ、仕上がりや髪・頭皮への影響を大きく左右しています。

この記事では、シャンプーの成分を中心にどのような成分のシャンプーを選べば良いのかや見方などをわかりやすく解説します。

今日から成分表示を味方にして、自分にぴったりの1本を見つけるヒントにしてください。

見方はシャンプーの成分の表示順

シャンプーのボトル、ポンプで押してる様子

シャンプーの成分表示の見方ですが、配合量が多い順に記載されていることをご存じでしょうか。

このルールを知っておくと、パッケージだけでは分かりにくい製品の特徴を判断する手助けになります。

特に最初の3〜5個程度に書かれている成分が、そのシャンプーの性格や仕上がりを大きく左右しています。

多くのシャンプーでは「水」が最も多く配合されており、必ずと言っていいほど先頭に記載されていて、次いで界面活性剤や保湿成分、オイル類などが続きます。

これらの主要成分の並びを確認することで、そのシャンプーが保湿重視なのかさっぱり洗浄タイプなのかをある程度見分けることができます。

成分表示の配合量順ルールのポイント

シャンプーボトル、「POINT」の文字が書いてある

  • 成分は配合量の多い順に記載される

  • 最初の3〜5成分がシャンプーの特徴を決める

  • 「水」が最も多く、次に界面活性剤や保湿成分が続く

  • 後半は香料、防腐剤、安定剤などの微量成分

一方、成分表示の後半に記載されているものは、ごく少量の添加物や香料、防腐剤などが中心です。これらは配合量が少なく、製品の質感や機能には大きな影響を与えません。

配合量順のルールを理解しておけば、自分の髪や頭皮の悩みに合ったシャンプーをより的確に選ぶことができるでしょう。

洗浄成分の見方がカギになる

シャンプーの品質や使用感を大きく左右するのが、実は「洗浄成分」です。

この成分が髪や頭皮にどのように作用するかによって、洗い上がりの質感や頭皮の状態が変わってきます。

自分の髪質や悩みに合った洗浄成分を見極めることは、シャンプー選びで最も大切なポイントのひとつです。

ピンクのシャンプーのボトル、ポンプで押してる様子

代表的な洗浄成分としては、ラウリル硫酸Naコカミドプロピルベタインなどがあります。

成分名はカタカナが多く、一見すると難しく感じますが、特徴を理解すれば選びやすくなります。

主な洗浄成分の特徴

  • 高洗浄力系(ラウリル硫酸Naなど)
     → しっかりと汚れや皮脂を落とす反面、乾燥や刺激を感じることもあります。

  • アミノ酸系(ココイルグルタミン酸Naなど)
     → やさしい洗い心地で、敏感肌や乾燥肌の方にも人気。しっとりとした仕上がりが特徴です。

  • ベタイン系(コカミドプロピルベタインなど)
     → 刺激が少なく、低刺激性を求める方におすすめです。

ちなみに私も以前は「カタカナ名が多い=強そう」と思い込んでいた時期がありました。
しかし実際はカタカナの多さだけでは判断できません。


見方だけでなく、シャンプーのパッケージ裏に記載されている成分表示の中から、洗浄成分の名前や特徴を少しずつ覚えていくことで、自分にぴったりのシャンプーが選べるようになります。

成分表示にある添加物の意味

着色料の粉末が三色並んでいる

成分表示をじっくり見てみると、「香料」「防腐剤」「着色料」「酸化防止剤」など、聞き慣れないカタカナや化学名がずらりと並んでいて驚くこともあるでしょう。

こうした成分は、一般的に添加物と呼ばれ、シャンプーの品質を安定させたり使用感を向上させたりするために配合されています。

見方以外にも成分名の意味や目的を知ることで、より自分に合った製品を選ぶヒントになります。

たとえば香料は、シャンプーを心地よく香らせるために使われています。
天然香料や合成香料があり、人によって好みが分かれるため、香りに敏感な方は成分表示を確認するのがおすすめです。

防腐剤は、雑菌やカビの繁殖を防ぎ製品の品質を保つために不可欠な成分であり、「パラベン」や「フェノキシエタノール」などが代表的です。

シャンプーボトルと白いタオル

また着色料は見た目の美しさやブランドイメージのために加えられることがありますが、近年は無着色の製品も増えています。

さらに酸化防止剤は、シャンプーの成分が空気や光によって変質するのを防ぐ役割を持ちます。
これは品質保持のためにとても重要な成分であり、製品を長持ちさせるためになくてはならない存在です。

こうした添加物に対して、過度に心配する必要はありません。
実際には配合量がごくわずかで、安全性の基準をクリアした成分のみが使用されています。

ただし、敏感肌の方や成分にこだわりたい方は、これらの表示にも注目し、自分の好みに合うかを見極めることが大切です。

自然派シャンプーの成分の特徴

シャンプーの成分の見方だけでなくもっとほかの成分についても深掘りしましょう。
最近では「ノンシリコン」「天然由来」などを特徴とした自然派シャンプーが注目を集めています。

オーガニックシャンプー

こうした製品の成分表示を見ると、植物由来のオイルやエキスが多く含まれており、自然の恵みによる安心感を与えてくれます。
カモミールエキスホホバオイルシアバターなどが代表的です。

ただし「自然=安全」とは限らない点には注意が必要です。
植物由来の成分でも人によってはアレルギーや肌トラブルの原因になることがあります。
実際にアレルギーを気にされる方もこちらのページで確認ができます。

特に敏感肌やアレルギー体質の方は、自分に合わない成分が含まれていないかを事前にチェックしましょう。

また自然派シャンプーはやさしい使い心地を重視しているため、合成成分に比べて泡立ちやサラサラ感に物足りなさを感じることもあります。

とはいえ、髪や頭皮への負担をできるだけ減らしたい方や、環境への配慮を重視する方には魅力的な選択肢です。
成分表示を見極めながら、自分に合った1本を選ぶことが大切です。

ラベルの表示の見方で忘れがちなこと

シャンプーのラベル

シャンプー選びでは、成分表示の見方だけでなくノンシリコン・サルフェートフリー・弱酸性などのラベル表記もチェックしておきたいポイントです。
これらは製品の特徴を知る手がかりになります。

ノンシリコンは、髪のコーティングに使われるシリコンを含まないことを示します。

シリコンは髪にツヤを与える効果がありますが、重さや地肌のべたつきが気になる場合もあります。
軽やかな仕上がりを好む方にはノンシリコンタイプが選ばれています。

サルフェートフリーは、硫酸系界面活性剤を使わないことを意味し、刺激や乾燥を抑えたい方におすすめです。
特にカラーリングやパーマ後の髪にはやさしいとされています。

弱酸性は、頭皮や髪本来のpHに近く、刺激が少ないのが特徴です。
敏感肌やお子さま用にも選ばれることが多いです。

ベビーシャンプーのボトルとタオルが並んでいる

ただし、こうした表示があっても必ずしもすべての方に合うとは限りません。
ラベル表記と成分表示を総合的に確認し、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。

成分表示を見て自分に合うシャンプーを

シャンプー選びで重要なのは、成分表示を正しく読み取り、自分の髪や頭皮の状態に合った製品を選ぶことです。
髪質や悩みは人それぞれ異なるため、適切なシャンプーを選ぶことで毎日のケアがより快適になります。

どれを選べばよいか迷った場合は、成分の見方以外にも自分の抱えている悩みに対応した成分が含まれているかを確認しましょう。

髪や頭皮の悩み別・シャンプー選びの目安

  • 乾燥しやすい方
     → 保湿成分「グリセリン」「加水分解コラーゲン」など配合のものがおすすめ。

  • カラーやパーマをした髪の方
     → アミノ酸系洗浄成分配合や、カラーキープ処方のシャンプーが適しています。

  • 頭皮にかゆみやフケが出やすい方
     → 低刺激処方や抗炎症成分「グリチルリチン酸ジカリウム」入りを選ぶと安心。

  • 皮脂が多くべたつきがちな方
     → さっぱりタイプの洗浄成分が配合されたシャンプーがおすすめです。

成分の特徴を少しずつ覚えていくことで、シャンプーだけでなく他のヘアケア製品やスキンケア選びにも役立ちます。

基礎化粧品がならんでいる

髪の乾燥が気になる方はケア方法もご紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。

成分表示を読むことが日常のちょっとした楽しみに変わるかもしれません。

成分表示を味方にしよう

シャンプーの成分表示は、最初は難しく感じるかもしれませんが、実は少しずつ読み解くコツを掴めば頼もしい味方になります。

どんな成分がどんな役割を果たしているのかが分かるようになると、製品選びの幅が大きく広がります。

「この成分はどんな効果があるんだろう?」と気になったときに、ほんのひと手間調べるだけで、自分にぴったりのシャンプーやヘアケア製品に出会える確率がぐっと高くなります。

髪質や頭皮の状態に合わせて最適な商品を見つけられるようになるのは、まさに知識を味方にした宝探しのような楽しさがあります。

毎日手に取るシャンプーだからこそ、表示の見方も少しずつ学び、日々のヘアケアの中で自分だけのお気に入りを探す旅を楽しんでみてくださいね。

 

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